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2006年08月05日

投資競馬履歴(2)


田舎に帰ってからも、競馬予想研究は続けました。就職の条件として、土日を休みにしてもらいましたので、毎週東京まで飛行機で出かけ、競馬場に足を運びました。

この頃はまだ、回収率は100%未満でしたが、自分の中では150%以上になると勝手に確信していました。→結果が出た後で予想をし直すと当たるので、勝てると錯覚して無謀にも挑戦しました。

結果は、ご想像の通り、飛行機代(月16万円)+2万円前後が毎月マイナスとなりました。

こんな事を8ヶ月ほど続けた頃、お金が底を突く頃、年末の有馬記念を迎えました。このレースは実力、適正、勝負気配からいっても「オグリキャップとタマモクロスのマッチレースだ」と確信していたので、1点勝負にボーナスの大半を賭けました。これが見事に的中しました。配当は350円だったと思いますが、140万円前後を払い戻しました。

ここが私のターニングポイントとなりました。「競馬にも絶対がある。」「強い者が万全なら必ず勝つ」「無駄な馬券は買わす、ここぞと言う所で1〜2点勝負すれば勝てる」「勝つ日は前半から当たる」と悟りました。

それからと言うもの、極力無駄な馬券を買わないように努めました。

しかしです…この頃はまだ買い目は、「能力指数とカンのごちゃ混ぜで決定していた」ので、結局我慢が出来ず無駄な馬券をたびたび買っていました。

日頃の生活で我慢が、辛抱が出来ない者は、競馬でも我慢が、辛抱が出来ません。→意思の弱い者には博才なしです!

ここからは一進一退が続きました。ドンと勝つ日もあれば、ドンと負ける日もありました。勝って、負けて、トントンで、負けて、勝っての繰り返しでした。回収率は100%を少し超える程度にはなっていましたが。。

その後主戦場を関西に替えましたが、飛行機代が出るほど勝つ事が出来ず、トータルではマイナスでした。

やがて、毎週飛行機で行くのに疲れ、その上、仕事の方も忙しくなり毎週競馬をする訳にもいかなくなりました。そして徐々に趣味で競馬をするレベルにまで落ちぶれました。

この頃は恋愛も花盛りで(笑)、競馬研究は頭の片隅に追いやられていました。遂には、こんな私と一緒になってくれる殊勝な女性が現れ結婚。子供にも恵まれました。

私はいつの間にか、すっかり家庭第一のまじめサラリーマンになっていました。

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そんな私に転機が訪れたのは、グリーンチャンネルで競馬放送が始まった時です。これなら家にいながら、映像ではありますがパドックを見る事が出来ます。レース録画が出来ます。…今はJRAレーシングビュアーがあるので助かりますね。

私には「競馬は勝てるギャンブルなのに、それをまだ証明していない」と言うモヤモヤが、いつも胸の内にありました。

「モヤモヤを晴らしたい!」 そう思った私は、すぐにグリーンチャンネルを導入しIPATにも加入しました。

◆「今度こそ、投資競馬必勝法を確立するぞ」と、もう一度原点に戻り、今までの競馬人生を振り返りました。見直しました。…
  1. 競走馬の能力指数の出し方、ファクターの選定法
  2. 投資対象レースの選定法
  3. 買い目の出し方と投資額の選定法
  4. パドック確認後の最終決定法
  5. 投資法

その結果、
  • 1についてはほぼ完成している事が判りました。この部分は競馬予想ソフト任せでOKです。
  • 2については競馬予想ソフトで決定したり、カンで決定したりとバラバラなので、余分な投資が増えている事に気付きました。ここもソフト任せにする方が、トータルでは回収率アップになる事が判りました。
  • 3の買い目の出し方ですが、ここはソフト任せで買い目を絞るより、競馬カン→感性で絞る方が勝りました。(この部分は未だ感性が必要です。)…逆に投資額は、感性で決めるより断然ヒナ型→枠にハメた方が勝りました。(博才があれば反対かも?)
  • 4は、テレビ映像での判断ですので、歩様、イレ込み、腹目を中心の判断となり、良いか悪いかの判断しかできません。…最終判断は、軸馬のデキが良ければ投資額をアップし、悪ければダウンします。相手候補の場合は、デキが悪ければ消しで、それ以外は買いです。これでも、3で出した買い目の3分の1前後を減らす事ができました。
  • 5の投資法に至っては、見直した段階では全く研究できていませんでした。



以上から私は過去の競馬人生の反省を込め、
また意志の弱さを補うためにも、必ず守るべき「決め事」を決めました。



決め事)「競馬予想ソフトで能力を出し、投資対象レースを決定し、基本買い目を弾き出す。」「ソフトの出した買い目を、今まで鍛えて来た感性で絞る。」「投資額はヒナ型に従う。」「パドックを見て、デキの良い馬は加点、デキの悪い馬は消しと、更に買い目を絞る」「投資法は、決め事を実行しながら構築して行く」



私には守るべき家庭があります。今度こそ負ける訳にはいきません。
決め事を守る事を誓い、馬券を買い始めました。

しかし最初は、長年身に付いた悪い癖が時々頭をもたげました。無闇に穴馬券を追加しては、回収率を下げていました。それでも回収率は100%強ありましたが…

その後徐々に、本当に徐々にですが、悪い癖を直しつつ、決め事を守れるようになりました。

中でも、最も守るのに苦労した決め事は、「投資額はヒナ型に従う」です。

コレばっかりは、自分の競馬予想に自信が持てなければ、実績がついてこなければ、なかなか守れないものです。「この決め事を守れば勝てる」と実感していく中で、やっと守れるようになりました。

投資額はヒナ型に従って決めないと、
的中する時は投資額が少ないと言う現象に、必ず悩まされます。

その後、決め事を守れるようになればなる程、回収率はアップして行きました。
105%、120%、130%、145%、170%と上がって行きました。

そして昨年(2005年)末の事ですが、社長と喧嘩をしてしまい会社を辞めました。
それを機会に、投資競馬1本で生計を立てる事を決意! 今現在に至っております。

ここまで読んで頂き、有難うございます。

ここまで読み進められた「あなたへ
当ブログ競馬予想ソフト能力表を使う予想手法から、シンプルかつ容易に買い目の出せるものを1つ提示しておきます。
ボックス買いは弱者の必勝法なのか?(記事フッター)


最後に、あなたへ一言)
今でも2週連続でマイナスになる時があります。そんな時は「このまま負け続けるのではないかと」もの凄く不安になります。こんな事は会社に勤めていた時には感じなかった事です。

みなさん、競馬を本業にしようと思わない方が良いですよ。
私は毎週末、今でも不安の連続です。

また絶えず「競馬に勝つには、更に何が必要か」と自問自答を繰り返す日々です。いつも何かに追われているような脅迫観念があります。

競馬は副収入を得るための手段と割り切った方が、断然楽ですよ〜

どうか本業を頑張り、余裕を持ち、余裕のお金で競馬を楽しんで下さい。

以上、私の投資競馬履歴でした。


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keibakozin at 03:50│Comments(7)投資競馬支援 
この記事へのコメント
1. Posted by hiko   2009年12月21日 16:01
全部読みました。
でもパドックで見て馬の良し悪しがわかるなんて、
すごいですね。
3. Posted by hiro   2011年03月22日 00:52
5 いい勉強になりました。

このブログがあった事に感謝します☆
4. Posted by amano   2011年06月23日 15:32
5 全部読みましたよ。

何か事を成すという事は大変な事であり
その過程はスマートで格好の良いもので
はありませんよね。

でも成し遂げて笑い話にしている貴方は
超格好良いです。
5. Posted by サブ   2011年10月02日 02:13
5 体験、経験に基づきワイドな視点で、客観的に分かりやすく
解説をしていますね。最後のメッセージ(副業として)同感です。私ものめりこみ過ぎて落ちるところへ落ちた経験があります。これだけの膨大な蓄積したデータ、サイトをまとめ
ファンへ無料で公開されていることに敬服します。まだ全て
読みきっていませんが善意に満ちた内容と感じました。
リフレッシュして今後も頑張ってください。
7. Posted by あき   2014年06月28日 08:31
5 役に立ちました。常に定めたレースだけをして余分な買い目さえ我慢できれば勝利できるものですね。回収率に成功すると、つい余計なレースに手を出してしまうのは避けたいと思います。
8. Posted by 光   2016年10月20日 11:49
5 初めまして!
ひな型に投資する…とは?

どのような形なのでしょうか?

よろしくお願いいたします。
9. Posted by 管理人池やん   2016年10月23日 16:53
投資額を決めるヒナ型について。

勝負する馬券のオッズと想定的中率を使って機械的に額を決める=ヒナ型になります。

ヒナ型は飯のタネにつき、詳細を述べることはできませんが、以下の記事が根源なので、参考にされてみてください。

バルサラの破産確率【資金比率別の競馬破産確率表】

http://keibahou.jugem.jp/?eid=72

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